■業界用語 洗濯機編  アンカー固定について■

トップロードと フロントロード

洗濯機にはトップロードとフロントロードと扉の位置によって呼び方が2種類あります。

アメリカンピッコロ       SFBX-73(アメリカンピッコロ2)

トップロードは上蓋式で洗濯物を上から入れるタイプ

フロントロードは前面に扉があって一般的にはドラム式などと呼ばれています。

ハードマウントとソフトマウント

フロントロードのドラム式洗濯機にはさらに分類分けされていて

ハードマウント  アンカー固定式 洗濯機をケミカルアンカーで地面としっかり固定が必要なタイプ。

ソフトマウント  ショックアブソーバー、サスペンションがついていて自身で振動を軽減できる防振式。  打ち込みアンカー(簡易アンカー)で固定

 

ロースピン、ミドルスピン、ハイスピン 脱水回転数の表記

脱水の回転数の表記

ロースピン  低速脱水洗濯機  450rpm

ミドルスピン 中速脱水洗濯機     600rpm

ハイスピン  高速脱水洗濯機    800~1000rpm 以上

と3種類に分かれます。

rpmの数字が大きくなれば脱水の回転数が早くなるという意味です。

脱水が早くなると洗濯物の含水率が少なくなり乾燥の時間も短くて済みます。

 

例えば、ワッサロンのギルバー社では

MS   MS-610  MS-613 MS-617 MS-623 はミドルスピンタイプを表し

HS   HS-6008 HS-6013 HS-6017 はハイスピンを表しています。

RMS-623   HS-6008-lat

 

10~15年くらい前のコインランドリーでの主流はロースピンタイプが一般的でした。

 

年々、洗濯機の技術が進歩し高速に脱水しても機器自身がバランス補正を行って高速回転のハイスピンタイプが主流になってきました。

機器の大型化に伴い、特に洗濯機はケミカルアンカーや打ち込み式のアンカーを打つ機会が多いです。

今問題の横浜のマンション傾きも洗濯機のアンカー施工も作業は同じ

弊社がよく使うアンカーもARケミカルセッターという旭化成グループのケミカルアンカーですので

他人ごとではありません。もし、アンカーが固い支持層に効いてなく

地面としっかり固定されていないと、洗濯物がバランスをくずした時に200kg以上の機械が暴れだして

思わぬ事故になりかねません。

 

昨今の、横浜のマンション傾き問題などを見てますと、洗濯機の固定といえども身を引き締めて

施工していかねばと思います。

 

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